2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

〆切はすべての創作の母だから

柳下さんと出会ってからの二年間、彼に設定された〆切は数え切れない。わたしの手帳にはそのたび「◯◯の〆切」と書き込まれる。〆切を切られるのはどきどきするものだ。それはもちろん「間に合うだろうか」という不安によるどきどきでもあるが、わたしはそこ…

小説はすでに君のなかにある

初稿を書くときに、柳下さんによく言われていたのは、「駄文を垂れ流すつもりで書いてごらん」だった。その理由として、「駄文だと思っているのは君だけだから」ということと、「改稿で刈り込むためには枝葉が多いほうがいいから」ということ、そして「小説…

文章の癖、思考の癖

わたしの文章には読点が多い。「読点が多いですね」という指摘はこれまでに何度も受けていて、自分でも結構気にしている。書き終えて、読み返してみて、目につくところは削っていく。それでもまだたまに言われるので、相当読点が多いのだと思う。あと、ひら…