2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

窓を開けた人

柳下さんとわたしは、小さな出版社を営んでいる。このあいだ、あるブックフェアに出店して、自分たちの本を売った。2日間あって、わたしは両日とも店番に立った。柳下さんはそのときとても忙しくて、もしかしたら来られないかもしれないと言っていたのだけど…

君は君自身の美意識を燃やして走る機関車であればいいよ

「君は僕のことを恐がりすぎだ」柳下さんによくそう言われるのだけれど、編集者というのは書き手にとり程度の差こそあれ恐いものだと思う。編集者は書き手にとって「発注主」とか「第一の読者」を超えて、「メンター」や「先生」という役割を担っている。書…

だって女の子なんだから

先日、柳下さんにインタビューをした。本文ではカットしてしまったのだけど、印象的だった言葉がある。テープ起こしをそのまま載せてみよう。「男とは喧嘩を恐れないでいる状態であることが、喧嘩をしないことにつながると思うんですね。「お前言いたいこと…