実録!人類最大の哺乳類 “ヤナシタ”の生態を暴く

猛獣よりも猛獣使いの方が、実は強かったりするのだけれど、
中野友彦は、その猛獣使いを使役する猛獣だったりする。
ようするに、とても仕事のできる男だということ。

マネジメントもプレイングも、彼にかかればトップレベルで解決する。
空中にふわふわと浮かんだ難問を、難なく着地させることから、
皆からは着地屋と呼ばれている。
実に気の利いた呼び名だと思う。

 
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みなさん、ヤナシタを生で見たことはありますか?
特徴的なシルエットをした人類最大の哺乳類。
メディアを通して見たことはあっても、生のヤナシタを見た読者は意外にも少ないのではないでしょうか?
なかなか近くで観察する機会も少なく、まだまだ謎の多い生き物ですが、ヤナシタは私たちと同じ哺乳類の仲間なんですよ。そう考えると、急に身近に感じてきますよね。
さぁ、めくるめくヤナシタの生態を暴いていきましょう。

 

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ヤナシタには、コウセイ・コウエツ、ショテン、ヤッテコなどの仲間がたくさんいます。
しかしヤナシタは、いつどこに出没するかが把握できないため、しびれを切らした仲間たちは特殊なセンサーを使って、東京駅、京都駅の八条口宮益坂に張り巡らせ、その行動を観察しているそうです。センサーが反応した結果は、より広い研究がなされるために、オープンソースとなっています。Twitterへ自動的に投稿されていますので、生のヤナシタをその目で見たい方は要チェックですよ。
(なお、2018/12月から2019年6月4日現在までの約半年間に、宮益坂を45回通過、八条口あたりには61回、東京駅のあたりには87回出没したことがわかっている。)

 

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ヤナシタは、仲間のひとりひとりに遺言のようなものを残すことで知られています。これは万が一息絶えた際、仲間が路頭に迷わないように「シゴト」の在処が記載されたもので、「タナゴコロ」と呼ばれる大きなヒレを上手に使って書かれるようです。仲間を大切にするヤナシタならではの習性ですね。

 

f:id:youcannotdie:20190604113324j:plainヤナシタは非常に厚い皮膚に覆われているため、とっても寒さに強く、氷点下の環境でも裸足で過ごすことができます。また、環境に関わらず一年間のほとんどをTシャツで過ごし、「クロックス」と呼ばれるワニに類似した目印を持つ履物を好みます。


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ヤナシタ1匹捕れば七浦潤うと言われるほど、ヤナシタには捨てるところがないと言われています。
特に、女子から人気の高い「モジャモジャ」と呼ばれる髪の強度は、グラフェンカーボンナノチューブにも引けをとらないと言われ、世界中の科学者たちから研究対象として注目されています。


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ヤナシタの外見でもっとも特徴である「モジャモジャ」は脳から直接生えているもので、外界にある必要な情報とそうでない情報をこし分ける、非常に重要な役割をしています。
諸説あるもののヒトの頭髪は約10~15万本と言われていますが、ヤナシタの頭髪は本を読む毎に増えていき令和元年の現在、その数は約2000万本を超えると言われています。


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一般的に、ほとんど寝ないでも生きていけると言われているヤナシタですから、睡眠を取る姿を観察できるのは非常に貴重です。2018年に発表された論文によると、ヤナシタは眠りが深くなると、壁が震えるほどの超音波で歌をうたうそうです。これは「イビキ」と言われ、とてつもない音量を発することで周囲の危険から身を護るのとともに、日中食べたごはんやおやつを消化する役割があり、一説にはメスへの求愛も担っているのではないかとも言われています。また、寝床には平な場所を好むヤナシタですが、基本的には窓を閉め切った車中など、過酷な環境下でも問題なく眠ることできます。


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ヤナシタの肉はビタミンが豊富でカロリーも低く、タンパク質が非常に多い高級食品とされています。
特に、移動距離の多いヤナシタならではの食感で大変人気のある部位が、ふくらはぎにあたる「ドラム」と呼ばれる部位で、圧力釜でジューシーに揚げたアメリカ発祥の料理や、ヤナシタの出汁が味わえるという理由で、骨付きのままカレーにするシェフも多いです。

 

 

いかがだったでしょうか。
まだまだその生態が明らかにならないヤナシタ。
生のヤナシタを観察できる機会があれば、ぜひ、あなたなりのヤナシタの生態を明らかにしてみてくださいね。
そして、数年後にはヤナシタ図鑑をみんなで作りましょう。 

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